ago とbefore の使い方の違いは時制

アゴーとビフォー 副詞

ago は「…前に」 という意味の副詞です。before も副詞として同じように使われますが、使い方には違いがあります。

これら二つの語は時間を表す名詞と組み合わせて副詞句を作ります。

ago は主に過去時制の文で、before は過去完了の文で使われます。

過去時制の ~ ago

He left the company two years ago.
(彼は2年前に会社を辞めました。)

She finished her work an hour ago.
(彼女は1時間前に仕事を終えました。)

The project started six months ago.
(プロジェクトは6か月前に開始されました。)

アンダーラインの部分は ago に時間を表す名詞を組み合わせた副詞句です。

‘時間を表す名詞+ ago’ は現在からみた過去の文に使われるので通常は過去時制です。

If I hadn’t missed the train, I could have arrived here an hour ago.
(電車に乗り遅れなかったら、1時間前にここに着いていたでしょう。)

仮定法過去の帰結節で ~ ago が使われることがあります。

過去完了の ~ before

He had left the company two years before.
(彼は2年前に会社を辞めていた。)

She had finished her work an hour before.
(彼女は1時間前に仕事を終えていました。)

The project had started six month before.
(プロジェクトは6か月前に開始されていました。)

過去完了の文でアンダーラインの部分は「(過去のある時から)~前」という意味です。

過去時制の ~ ago現在から~前
過去完了の ~ before過去のある時から~前

before を「以前に」という意味で単独で使う場合は、過去時制、現在完了、過去完了のいずれでも使えます。

まとめ

・時間を表す名詞と ago で作る副詞句は「(現在から)~前」となり、過去時制の文で使う。

・ 時間を表す名詞と before で作る副詞句は「(過去のある時から)~前」となり、過去完了の文で使う。

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