unless は「~でない限り」「~である場合を除けば」

unless 接続詞

unless は ‘主節 + unless ~’ の文型で使われることが多い語です。

unless の使い方と解釈の要点は、 ‘主節 + unless ~’ の文型において、文の重点は unless 節ではなく主節の方にあるということです。

まず主節の内容があって、それについて ‘unless ~’ は「~でない限り」として条件付けします。

‘unless ~ +主節’ の文型であってもこのことは変わりません。

「もし~でない場合」などの解釈もあるので、if not と置き換えられ場合もありますが、全く同じ意味ではないので注意が必要です。

主節 + unless ~

This contract is automatically extended unless one of the parties offers to terminate it.
(この契約は、いずれかの当事者が契約の終了を申し出ない限り、自動的に延長されます。)

契約が自動的に延長されるということがこの文の要点。unless ~ で契約が延長されない例外的なケースを述べています。

Entry to the facility is prohibited unless visitors can certify themselves as being vaccinated.
(訪問者がワクチン接種を受けていることを証明できない限り、施設への立ち入りは禁止されています。)

立ち入り禁止ではあるけれど、ワクチン接種を証明できれば例外的に施設に入れるということです。

unless と if not の違い

unless は「もし~でない場合」の意味でも使えるので ‘if not’ と置き換えられる場合もあるのですが、両者には微妙な違いがあります。

学生A: I will have to look for a part-time job unless I can receive the scholarship.
   (奨学金を受けられれば別だがアルバイトを探さなければならないんだ。)

学生B: I know a good part-time job.
  (いいアルバイト先を知ってるよ。)

奨学金を受けられる可能性が低いんだね。

学生A: I will have to look for a part-time job if I cannot receive the scholarship.
   (奨学金を受けられなければアルバイトを探さなければならないんだ。)

学生B: Good luck with your scholarship!
   (奨学金に受かるといいね。)

unless 節 の内容の可能性は if not 節 より低いということです。

まとめ

・unless は「~でない限り」「~である場合を除けば」などの意味がある。

・主節と unless 節とでは主節の方に文の重点がある。

・unless ~ と if not ~ を較べると unless ~ の内容の方が可能性は低い。

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